久し振りの妊活情報コーナーです
今日は、妊活中の喫煙についてのお話しです
「妊活中」と言いながら、たばこを吸っている方多いですよね・・・
「禁煙するとストレスが酷くなって妊娠できない気がするから・・・」
「たばこ吸ってる人でも元気な赤ちゃんを妊娠・出産した人はいるから」
と・・・
でも、内心、たばこが良いか悪いかだと、良くないのは分かっているはず
今日は、妊娠を希望している女性が、たばこを吸いたくなくなれば・・・と願ってブログを書きます
まず始めに、数字としてお伝えしましょう
喫煙者の女性は、非喫煙者の女性に比べて、妊娠率は7割くらいしかないと言われています
あなたは今何歳でしょうか?
年齢別の自然妊娠の率を考えると
25歳~30歳で、約25~30%
35歳で、18%
40歳で、5%
45歳で、1%
と言われています
その確率に、喫煙が加わるといかがですか?
では、なぜたばこを吸うことで、妊娠率が下がってしまうのか?
①血流の悪化
たばこにはニコチンが含まれています
ニコチンが体に吸収されることで、血管が収縮します
収縮すると当然ですが、体内の血流は悪くなります
血流が悪くなれば、卵巣の活動の弱まり機能が低下します
卵巣の機能が低下すると、当然質の良い卵子は育ちません
質の良い卵子がないと、受精できない
受精しても着床できない・・・
また、染色体異常等の障害のリスクも増えてしまう
妊娠をするために、大切なことはまず質の良い卵子を育てることです
いくら、体に良いから!と頑張って大豆製品を摂取していても、サプリを飲んでいても
結果、卵子に栄養が回らない体では良い卵子は育ちません
②歯周病の発生率
たばこを吸うと、歯周病の発生率が増加することはご存知ですか?
歯周病がある女性と、歯周病がない女性とでは、妊娠力・妊娠維持力に違いが出ます
まず、歯周病菌がなぜ妊娠率に関係するのか?
歯周病菌がプロスタグランジンと言う物質を発生させます
そのプロスタグランジンが痛みや・炎症を起こします
すると、そのプロスタグランジンの活動により子宮は収縮してしまうのです
子宮が収縮してしまうと、着床が困難になったり、妊娠後も早産や低体重児の出産に繋がっていくのです
妊婦さんは歯科検診をしておきましょう!と言う言葉を耳にすることはあると思いますが、
妊娠前の妊活をしている時から歯科検診は受けておきましょう
また、妊活中の女性で喫煙をされている場合、ご主人も吸われていることが多いのではないでしょうか・・・?
そんな時は、旦那様も是非一緒に禁煙しましょう!!!
妊娠中の悪阻、出産の苦しみを変わってあげられない男性
そんなご主人が一緒に頑張ってあげられるのが喫煙なのではないでしょうか?
むしろ、不妊治療だって言っても通院するのは女性ばかり
そんな女性の負荷を考えると、男性が率先して「まずオレがたばこをやめる!」くらいになって頂けると、夫婦に一緒に愛のある妊活が出来るのですが・・・
ちなみに、男性が喫煙をすることで生殖器に与えるリスクもあります
①精子の濃度の低下
②精子の数の低下
③精子の運動力の低下
どれも、喫煙者は非喫煙者に比較し、15%以上精子の能力が低下すると言われています
妊活中に夫婦揃って喫煙していると、妊娠の確率はどれだけ下がってしまうのか・・・
妊娠して元気な赤ちゃんを産みたい!と思う気持ちと、たばこを吸いたい!と思う気持ちどちらが大きいのか一度考えてみて下さい